2014年07月30日

人間は消耗する

 何か勝負をして勝ちたいならば、人間が消耗することを考慮に入れておく必要があるかもしれない。日本代表はW杯の直前に強化合宿を行い、体力の向上に励んだが、その成績は振るわなかった。また、田中投手は日本での投球数の多さを指摘されている。人間が消耗するということを度外視すれば、結果を損なう可能性がある。
 前者においては、トレーニングそのものが直接の原因になっているかどうかははっきりしない。選手も自覚なしに監督の指示に従ったかもしれない。そもそもザッケローニ監督がどれだけの裁量を与えられていたのかもわからないところである。
 後者については、日本では田中投手は故障はしていなかった、という反論もできるかもしれない。アメリカでの力まかせの投球になっていなかったか、トレーナーに責任はなかったか。日本の側から言うと、多少無理をしてでも投げ切ることができれば、それはよい結果をもたらすと受け止められる。一方で、アメリカの野球専門のシンクタンクからすると、投球数の増加は体に負担になるとしている。
 このようなスポーツの場面において、短い期間でよい成績を残すならば、日本のやり方のほうが優れているといえるだろうし、長い期間でよい成績を残すならばアメリカのほうが良いといえるだろう。
 アメリカからのこのような報道に対して、反応の仕方はいくつかあると思う。後者の例において、アメリカの言う通り、投手の投球数に制限をかけ、選手を休ませる必要があることに同意する立場と、反対に、休むということは、その選手の勢いを削ぐことにつながりかねないと、選手にできる限り投げさせる立場、それから、両者の意見を組み合わせた案を立てるべきだという立場である。このようなときに、もし、アメリカのやり方が十分に科学的な実証を経ているのであれば、それを事実として受け止める必要があると思う。
 ところで、野球の場合は、個々のプレーが、個々の選手に帰属しやすく、それでいて選手の評価も数値化しやすいスポーツだと思う。しかし、サッカーの場合は個々のプレーに対して、複雑に絡み合って行われるために、素人にとってはどういう評価を下せばいいのかわからないと思う。各選手の試合中の走行距離、動きなどはデータ化されており、そのような成績のことをスタッツという。例えばドイツは、そのようなデータの中でも、選手のボールの保持時間を一つの指標に挙げていた。 
 サッカーと野球の両方が強い国というのはめったにない。共に世界的に高い評価を得ることができれば、これは素晴らしいことだ。
posted by シンジ at 09:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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